抜け毛対策の基本の“キ”「シャンプー」

 抜け毛対策で最も大切なことのひとつがシャンプー。抜け毛対策としてシャンプーには注意する点には①シャンプーの方法 ②シャンプー剤 の2点があります。ここでは、①シャンプーの方法について、具体的に説明します。

抜け毛対策としてのシャンプーの効果

 シャンプーが抜け毛対策に果たす役割として、大きく「血行促進」「汚れ(皮脂)の除去」があります。

「血行促進」

 毛髪のもとになる毛乳頭と毛母細胞に、充分な栄養と酸素を充分に送るため、シャンプーは欠かせません。抜けにくい丈夫な毛髪が育つには、毛乳頭と毛母細胞にがたっぷりと栄養と酸素が供給されなければなりません。不健康な毛乳頭と毛母細胞からは、弱々しい毛髪しか育たないためです。毛乳頭と毛母細胞に栄養と酸素を送る役割を果たしているのは血液。

血液の流れが悪い「血行不良」の状態では栄養と酸素不足になるため、シャンプーによる頭皮への物理的刺激により、血行を促進させる目的があります。

 頭皮の血行を良くするには、「強すぎず、弱すぎない」適度な力で刺激を与える必要があります。ポイントとしては、①頭全体をマッサージするように力を加える ②ガリガリこすったり、器具を使って部分的に強い力を加えすぎない となります。

 まずシャンプー前にシャワーなどのぬるま湯で頭皮全体をあたため、血管を拡張させておくと更に血行促進効果は高まります。血管が拡張した状態でマッサージをすると、人工的に血管が拡張されている部分と押されて狭くなっている部分ができるため、流れにも緩急が出来て滞っていた血管内の血液がスムーズに流れるようになります。

 ガリガリ・ゴシゴシと必要以上に強く力を入れすぎると、頭皮の表面が傷つき、そこから細菌などが侵入しやすくなります。頭皮は「優しくケアする。いたわる。ねぎらう」姿勢が大切です。
 

「汚れ(皮脂)除去」

 毛乳頭と毛母細胞を「清潔で快適な空間」においてあげることが、シャンプーの重要な目的になります。

 頭皮に限らず、全身の毛穴からは、絶えず皮脂が分泌されていいます。皮脂には、皮膚の乾燥を防ぐ役割があります。乾燥した皮膚の表面には、細かい傷ができやすく、そこから細菌やウィルスが容易に侵入してしまいます。乾燥を防ぐことで皮膚が「鎧」としての役割を果たすことができるため、皮脂は決して無駄なものではなく、大切な働きがあるのです。

 しかし、皮脂は絶えず分泌されているため、こまめに取り除かないと毛穴が詰まったり、細菌が繁殖して不潔な環境の原因になってしまいます。毛穴が詰まると、毛乳頭と毛母細胞が呼吸できず、酸欠状態に陥り、また、皮脂を栄養源として細菌が繁殖した状態は不衛生で毛乳頭や毛母細胞が丈夫で健康な毛髪を育てる環境ではありません。

 また、日中に帽子やヘルメットをかぶる時間が長い方は、頭皮がムレムレの状態で細菌が繁殖しやすい環境です。皮脂以外にも、汗の成分を洗い流すため、あくまでも「髪の汚れを洗う」のではなく、「頭皮の汚れを洗い流す」ように、髪の根元を洗うように心がけてください。

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