“毒“を吸い込んでいる?!「喫煙」

 タバコには4000種類以上の化学物質が含まれていると言われ、そのうち200種類は発がん性など有害な作用を持つものです。その中でも、もっとも有害とされる「3大有害物質」は、ニコチン・タール・一酸化炭素です。

 喫煙により、タバコの煙が肺に入り、タバコに含まれている化学物質が肺の血管から血液中に溶け込み、全身を駆け巡ります。化学物質は全身の細胞に行き渡ることになり、もちろん大事な大事な頭皮にも運ばれることになります。

喫煙と抜け毛との関係

 タバコに含まれる化学物質のうち「××が抜け毛の原因になっている」とはっきり特定できるものはありません。ただし、多くのものが間接的には抜け毛の原因になっていると考えられます。その理由は、タバコに含まれる化学物質が「血管収縮作用」と「酸素欠乏」を招いているためです。

 代表的な有害物質であるニコチンは、「毒物及び劇物取締法」で毒物として明記され、非常に強い毒性を持っています。なかでも、ニコチンは血管を収縮させる作用があるため、全身の血管を収縮させることで血圧上昇を招き、心臓への負荷を増大させます。

 では、このことは頭皮にどのような影響を及ぼしているのでしょう?血管が収縮するということは、血液の通る道が狭くなるということであり、血行不良を引き起こします。血行が悪いと頭皮にある毛乳頭や毛母細胞への血液供給量も少なくなり、栄養や酸素の供給量も不足することになります。

 次に一酸化炭素です。細胞は酸素が無いと死んでしまいますが、全身の細胞に酸素を供給しているものは血液中に含まれる「ヘモグロビン」という物質です。ヘモグロビンは、肺で酸素と結合して血液に乗り全身の細胞に酸素を運んでいます。しかし、タバコに含まれる一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合する力が強いので、ヘモグロビンは酸素ではなく一酸化炭素とペアを組んでしまいます。すると酸素は全身の細胞へ行く”交通手段”がないため、細胞は酸素不足の状態になります。

 もちろん頭皮にも酸素が運ばれず、毛乳頭や毛母細胞は酸素不足の状態になり、弱ってしまうのです。

抜け毛対策に禁煙は必須

 タバコは毒を吸っているのと同じことです。先にも挙げたように、タバコの毒は毛髪のもと、毛乳頭と毛母細胞に悪い影響しか与えません。弱った毛乳頭と毛母細胞から丈夫な毛髪が生まれ・育つはずもなく、弱々しく、すぐに抜けてしまう軟弱な毛髪になってしまいます。「抜け毛対策には、まず禁煙!」と覚えておきましょう。

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